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オリジナル扇子の解説

冠婚葬祭と扇子 その2

婚礼は結婚式や披露宴だけでなく、お見合い、結納といった儀式、さらには仲人など結婚する当人以外の人にとっても大きなイベントとなります。

お見合い
お見合いの席で「この縁談を進めます」という意思表示として、お互いの扇子(オリジナル扇子)を取り交わします。男性からは女持ちの扇子(オリジナル扇子)を、女性からは男持ちの扇子(オリジナル扇子)を渡します。
この扇子を「見合い扇子」「おさえ末広」と呼び、恋愛結婚でも婚約期間が長い場合にはおさえ末広を取り交わしておくことがあります。

結納
結納を納める際、出席者は全員「祝儀扇」を持ちます。祝儀扇は挨拶をするときに前へ置くことで敷居の代わりとみなされ、相手にひとつ譲る気持ちを表します。
男性用の祝儀扇は竹骨の白扇、女性用の祝儀扇は黒骨に扇面の裏表を金銀に塗り分けた金銀扇などが用いられます。黒骨の親骨に家紋を入れた祝儀扇もあります。金銀扇子を置いて挨拶をするときは、要を右にして閉じた扇面の金色をした側が手前になるようにします。これは扇子を開いたときに金色の扇面が見えるようにするためです。

婚礼
花嫁は房のついた花嫁用扇子を持ちます。房の色は打掛の色に応じて決まります。花婿は白扇を持ちます。白扇の天(先端部)を金色に塗った白扇が使われる場合もあります。
花嫁、花婿以外の扇子としては、座席の名札代わりに出席者の名前を入れた扇子を開いて並べ、引出物の一つとした披露宴もあったそうです。

葬儀
 弔事の際には基本的に扇子を持ちません。地域によるしきたりの違いもありますが、不祝儀扇と呼ばれる黒や暗色の扇子を持っている場合でも、おめでたい事ではないので決して開きません。法事や法要へ出席するときに携帯する、扇面にお経の書かれた扇子(オリジナル扇子)があります。

 祭は年中行事や祖先の霊を祀る集まりを指します。
上棟式
 上棟式は建物を新築する際、基本的な構造が完成した段階で、建物と建設作業の安全を願って行われる神道の祭祀です。上棟式では棟木に御幣(ごへい:神の依り代)を立てますが、この御幣に「扇車」を取り付けます。扇車とは、三本の日の丸模様の扇子(オリジナル扇子)を要を中心にして円形に広げたものです。扇車の中央におかめの面を取り付ける場合もあります。

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